写真●Google Playに公開されたApple Musicアプリのページ
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 米Appleは現地時間2015年11月10日、定額制音楽配信サービス「Apple Music」のAndroid向けアプリケーションを公開した。「Google Play」からベータ版を無料でダウンロードできる。「Android 4.3(Jellybean)」以降に対応する。

 Appleは以前よりApple MusicをAndroidに対応させることを公言していたが、詳しいリリース時期については明言していなかった。10月には、Android版アプリケーションのスクリーンショットだとする流出画像をドイツのモバイル関連情報サイト「Mobile Geeks」が掲載した(関連記事:Android版「Apple Music」のスクリーンショット流出か)。

 Android版Apple Musicは、iOS版と同様に、最初の3カ月間は無料の試用期間となっている。アプリケーションからサービスに新規登録し、音楽ライブラリーやプレイリストを管理する「My Music」、ユーザーの好みに合わせてプレイリストを作る「For You」、最新のヒット曲をまとめて提供する「New」、24時間放送のインターネットラジオ局「Beats 1」、アーティストとファンの交流の場である「Connect」などの機能を利用できる。

 ベータ版は当初、音楽ビデオに対応していないが、「近いうち」に利用可能にするとしている。また、ファミリープランの登録およびアップグレードには「Mac」パソコンまたはiOSデバイスが必要になる。

 米メディアの報道(米Mashableなど)によると、移行ツールなどを除けば、Appleが正式にAndroid向けアプリケーションを提供するのはこれが初めて。Android版Apple Musicは、iOS版が提供されている、中国を除くすべての国および地域で公開している。中国でも間もなくリリースするという(米TechCrunchの情報)。