フランスLVMH傘下のスイス高級腕時計メーカーTAG Heuerが米Googleの「Android Wear」を採用した腕時計型ウエアラブル端末「TAG Heuer Connected 」を現地時間2015年11月9日に発表したと、複数の米メディア(ComputerworldやPCMag.comなど)が報じた。希望小売価格は1500ドル(日本では16万5000円)。
TAG HeuerとGoogle、および米Intelは、スマートウオッチ開発に関する提携を今年3月に発表し、年内に高級スマートウオッチを投入するとしていた(関連記事:TAG Heuer、Google、Intelが高級スマートウオッチ開発で提携)。
TAG HeuerのWebサイトによると、Connectedは同サイトのショップ検索で表示される直営店で購入可能。一部モデルのみオンラインでも販売する。
チタニウム製の本体は直径46m、厚さ12.8mm、重さは52g。1.5インチの半透過型LTPS液晶ディスプレイ(解像度は360×360ドット、240ppi)を搭載し、傷つきにくいサファイヤガラスを採用した。Intel製デュアルコアプロセッサ、1Gバイトのメモリー、4Gバイトのストレージを内蔵する。Bluetooth 4.1、IEEE 802.11 b/g/nをサポートし、Androidデバイス(Android 4.3以降)だけでなく、iOSデバイス(iOS 8.2以降)との連係も可能という。ラバー製バンドは7色を用意し、重さは29g。
風向きや気象状況を観測する機能などを備えるほか、モータースポーツ向けGPSラップタイマー「RaceChrono Pro」や健康管理のための「Google Fit」など約4000種類のアプリケーションにアクセスできる。