ウイングアーク1stは2015年11月6日、第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery for MotionBoard Cloud」の新たなラインアップとして、ドコモ・インサイトマーケティングが提供する「モバイル空間統計 訪日外国人データ」を2016年1月1日から提供すると発表した。訪日中の外国人の人口分布が分かるので、観光産業に向く。利用料金(税別)は、月額120万円(10ユーザーID)から。

画面●MotionBoard Cloudを使って訪日外国人データを可視化した画面
画面●MotionBoard Cloudを使って訪日外国人データを可視化した画面
(出所:ウイングアーク1st)
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 3rd Party Data Gallery for MotionBoard Cloudは、人口統計データや事業者データ、気象履歴データ、各種調査統計データなどの「第三者データ」を提供するサービスである。企業の情報活用を支援する。利用企業は、データの買い取り、クラウド経由での月額利用、データ分析システムの構築導入、といった様々な形態でデータを購入できる。

 今回、第三者データのラインアップを拡張し、新たに訪日外国人の人口分布データを加えた。これを使えば、日本全国の携帯電話サービスエリア(NTTドコモ)にいる訪日外国人の人口分布を把握できる。MotionBoard Cloudで利用できる分析・可視化のためのテンプレートを提供するため、ユーザーは自ら分析環境を構築する必要がない。

 ベースとなるモバイル空間統計 訪日外国人データは、いつ(最小1時間単位)、どこに(都道府県および市区町村単位)、どこの国の人が、何人いるのか、が分かるデータである。年間の訪日外国人約1341万人のうち、約250万人のローミング端末の情報をもとに算出・推計しているという。ウイングアークでは、これのサマリー(集約版)を月額制で提供する。契約している間、市区町村別に、1カ月における昼間(14時)と夜間(4時)の平均人口を、過去3カ月分提供する。