ケイ・オプティコムは2015年11月2日、台湾の事業者であるImagic Media社やPIXNET Digital Media社と提携、携帯電話サービス「mineo」の訪日外国人向けSIMについて、台湾の空港や量販店、ウェブでの販売を同日に開始したと発表した。

 ケイ・オプティコムは、総務省が推進する訪日外国人のICT利用環境整備に向けた取り組み「SAQ2 Japan Project」のアクションプランに沿った取り組みを検討、その一環として3社提携を実現させ、台湾から日本を訪れる利用者に対し、訪日外国人向けSIMを販売することにした。

 今回の提携でケイ・オプティコムは、日本で使える訪日外国人向けSIMをImagic Media社に提供する。Imagic Media社は「EZ Nippon 日本通」のブランド名で台湾で発売する。台湾最大のウェブサイトを運営しているPIXNET Digital Media社が自社サイト(Pixnet Blog)などを使って大々的に販売していく。

 ケイ・オプティコムにとって、海外でのSIM販売は初めての試みであり、今後販売チャネルの新規開拓を検討していく。

 なおケイ・オプティコムによると、9月から提供しているマルチキャリアサービスや、10月末まで実施していた最大2年半にわたり料金を割り引く「史上最大のキャンペーン」が好評という。10月の月間契約件数が約4万件以上に達し、現在の契約数は約15万件となった。