米Facebookは現地時間2015年10月29日、主に新興国市場に向けた新しい広告サービス「Slideshow」を発表した。一連の写真から軽量のスライドショー広告を作成する。

 モバイル接続環境が不十分な国々ではビデオ広告を配信するのは難しい。しかし一方で、ナイジェリアやフィリピンなど、通信速度が遅かったり、まだ多機能携帯電話が主流の国々では、ビデオ広告の効果がより高いとの調査結果が出ているという。

 Slideshowは、3~7枚の静止画像をアップロードし、5~15秒間で希望の長さを選択すると、簡単にスライドショー広告を作成できる。Facebookと提携している米Shutterstockの写真も利用可能。同じ長さのビデオ広告と比べ5分の1程度のファイルサイズだとしている。なお、スライドショー広告に音声は付かない。

 Slideshowにより、ビデオ広告を制作する予算や人材がない企業でも、接続環境があまりよくない国の人々に、興味を引く広告を配信できるとしている。

[発表資料へ]