米Appleが開発に取り組んでいるAndroid版「Apple Music」アプリケーションのスクリーンショットが流出したと、複数の米メディア(EngadgetSlashGearVentureBeatなど)が現地時間2015年10月24日までに報じた。Apple関連の情報サイト「9to5Mac」は7種類の画面のスクリーンショットを掲載している。

 Apple MusicはAppleが6月末に開始した定額制音楽配信サービスで、現在、トライアル中も含めたユーザーが1500万人以上と、同社のTim Cook最高経営責任者(CEO)が先週明かした(関連記事:「Apple Music」の有料会員が650万人に、850万人がトライアル中)。同社はApple Musicを今秋、Androidに対応させるとしている。

 問題のスクリーンショットは、最初にドイツのモバイル関連情報サイト「Mobile Geeks」が掲載したもので、ドイツ語のUIになっている。インターネットラジオ局「Beats 1」、アーティストとファンの交流の場となる「Connect」、おすすめプレイリストを提供する「For You」など、iOS版とほぼ同様の機能とデザインを踏襲している。

 ただし、ハンバーガーアイコン(横棒3本のアイコン)を通じてサイドバーを引き出すナビゲーションなど、Androidに最適化したデザインもある。また、オフライン再生する音楽のキャッシュサイズを調整するといった、iOS版では提供していない機能も見受けられるという。

 スクリーンショットが偽物である可能性もあるが、米Macworldによると、Mobile GeeksはAndroid関連の噂については信頼度が高い。また9月には、AppleがAndroid版Apple Musicの限定ベータテスターを招待しているとも報じられている。