「ESET NOD32アンチウイルス for Linux Desktop」の画面
「ESET NOD32アンチウイルス for Linux Desktop」の画面
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 キヤノンITソリューションズは2015年10月22日、Linuxクライアント用ウイルス・スパイウエア対策ソフト「ESET NOD32アンチウイルス for Linux Desktop」を同日発売したと発表した。デスクトップLinuxディストリビューション「Ubuntu Desktop」に対応する。

 ESET独自のヒューリスティック技術により、既知のウイルスに加えて新種・亜種のウイルスも高確率で検出できる。デスクトップLinux向けに分かりやすいユーザーインタフェースを備え、常駐保護やスケジュールスキャンなどのオンデマンド検査が可能。

 企業向けセキュリティ対策製品「ESET Endpoint Protection」シリーズの収録プログラムのひとつとして提供する。クライアント管理ソフト「ESET Remote Administrator」を使うことで、WindowsやMac、Android端末を含めて一元管理できる。

 ライセンス価格は、統合セキュリティ製品「ESET Endpoint Protection Advanced」の企業向け通常価格が5360円(6~24ライセンスの場合)。ウイルス・スパイウエア対策製品「ESET Endpoint Protection Standard」が同3710円。

 対応ディストリビューションはUbuntu 12.04/14.04。必要ソフトウエアは、kernelバージョン2.6.X以上、glibc 2.3以上、GTK+ 2.6以上。また、LSB 3.1互換を推奨している。

 同社によると、UbuntuはGUIの操作性が良く、対応ソフトが豊富なことから、大学などの教育機関や医療機関、一般企業のデスクトップ環境としての普及が進んでいる。その一方で、セキュリティ対策が行われていないLinux端末は、クロスプラットフォームのウイルスの温床となり、ネットワーク内の他OS端末への感染拡大を引き起こす恐れがあるという。

キヤノンITソリューションズのWebサイト