ネットアシストは2015年10月21日、サーバーのリモート監視機能をクラウド型で提供するサービス「SavaMoni.」を強化し、運用管理ツールからWeb API経由で監視設定を追加/削除/変更できるようにしたと発表した。構成管理ツールなどを使ってサーバーを自動的に構築した際に、これに合わせてサーバーの監視機能も自動的に用意できるようになる。

 SavaMoni.は、インターネットに接続したサーバーをリモートで監視するクラウドサービスである(関連記事:ネットアシストがサーバー監視サービス、電話通知などは有償)。死活監視(Ping)やサービス監視(HTTPやSMTP、DNSなど9種類の代表的なプロトコルの応答)を、リモートから定期的に実施する。監視結果はWebで閲覧できる。設定したしきい値を超えてレスポンスが悪化した場合に通知する機能も提供する。

 サーバー5台までは無料で、有償のオプションサービスを契約できる。監視台数を10台追加で月額5000円、標準で5分の監視間隔を3分に縮めるサービスが月額1000円、電話の自動音声による通知サービスが月額5000円などだ(いずれも価格は税別)。

 今回、SavaMoni.を強化し、サーバー監視設定を追加/削除/変更可能なWeb APIを用意した。人手を介することなくシェルスクリプトや運用管理ツールなどから自動的に監視設定を操作できるようになった。従来は、監視設定を操作するためには、クラウドサービス上に用意したWeb管理画面を手動で操作しなければならなかった。

 個々のAPIを使って、監視設定の追加、削除、変更、監視の停止、再開、監視設定の検索、一覧取得などができる。例えば、監視設定の追加や変更については、キーバリュー型のデータやJSON形式のデータをPOSTメソッドで渡すことで設定を変更できる。認証方法はWeb画面と同様にBasic認証で、HTTPヘッダーに認証情報を含めて使う。