日本IBMは2015年10月21日、PFM(個人資産管理)ツールを提供するマネーツリーとの協業を発表した。マネーツリーが提供するPFMツール「MT LINK」と、日本IBMが提供するPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)「BlueMix」をAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)接続するための技術検証を両社で実施する。

 MT LINKは、銀行やクレジットカード、電子マネー、ポイントなど1550以上の金融機関から明細データを自動的に取得できるサービス。普通口座や定期口座など個人向けの銀行口座に加え、メガバンクや地方銀行、信用金庫の法人口座にも対応している。

 日本IBMはマネーツリーとの技術検証を通し、金融とテクノロジーの融合で新たな金融サービスを創出する「FinTech」市場での迅速なアプリケーションやサービスの開発を進める。API技術の利活用を促進して国内での「API経済圏」を創出していきたいとしている。