写真1●ラッカスワイヤレスジャパンテクニカルディレクターの小宮博美氏
写真1●ラッカスワイヤレスジャパンテクニカルディレクターの小宮博美氏
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写真2●Ruckus Unleashedの概要
写真2●Ruckus Unleashedの概要
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 ラッカスワイヤレスジャパンは2015年10月20日、小規模事業者向けの無線LANアクセスポイント(AP)「Ruckus Unleashed」シリーズを発表した。Ruckus Unleashedは、APにコントローラー機能が搭載されており、別途コントローラーを購入しなくても無線LAN環境を構築できる。第一弾として、同日から「ZoneFlex R500 Unleashed」と「ZoneFlex R600 Unleashed」の2つの製品の販売を始める。

 これまでの同社の企業向けAPは、別途コントローラーを購入する必要があった。「Unleashed版なら、コントローラーの費用とAPのライセンス(コントローラーと接続するためのライセンス)費用が不要になり、大幅に導入コストを削減できる」(同社テクニカルディレクターの小宮博美氏、写真1)という。

 ただし制限もある。コントローラー無しで動作できるのは、最大でAPが25台、クライアントが512台まで。それ以上の規模となる場合は、別途コントローラーを購入する必要がある(写真2)。

 なお、ZoneFlex R500(R600) Unleashedは、従来から販売しているコントローラーが必要なAP「ZoneFlex R500、R600」と同じハードウエアを使っている。既にZoneFlex R500、R600を利用しているユーザーであっても、ソフトウエアのアップグレードを行えば、APをUnleashed版にできる。上位機種の「ZoneFlex R700、R710」といったAPについても、年内にUnleashed版を提供する予定という。