写真●証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」
写真●証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」
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 大日本印刷(DNP)は2015年10月19日、駅や商業施設などに設置した証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」を使って、マイナンバー制度の「個人番号カード」を申請できるサービスを始めると発表した。グループ会社のDNPフォトイメージングジャパンが10月20日にサービス提供を始める。価格はKi-Re-iで撮影やプリントする場合と同じという。

 個人番号カードの申請は郵送のほか、パソコンやスマートフォンからも可能だ。DNPは申請書IDや顔写真データを地方公共団体情報システム機構のサーバーにVPNで送信して、証明写真機から申請できるようにする(写真)。マイナンバーの利用が始まる2016年1月までに個人番号カード申請対応機を1000台、2016年3月までに累計1500台に追加する。その後も順次増設する予定だ。

 DNPによると、証明写真機からの申請は通常3分程度で完了する。音声ガイドに従って画面メニューを選択し、郵送で届いた個人番号カード交付申請書に記載された二次元コードをスキャナーで読み取る。撮影モードを選んで撮影したあと顔写真データを選択して、申請書IDと撮影画像を最終確認後に申請ボタンを押せば、交付申請確認証がプリントされるという。