ラックスマンは2015年10月16日、最新デジタルフォーマットに対応したUSB入力と、駆動力を高めたヘッドホン出力を備えたD/Aコンバーター「DA-250」を11月下旬に発売すると発表した。希望小売価格は17万円（税別）。
B4ファイルサイズのコンパクトなD/Aコンバーター。USB入力は、PCMデータ（最大192kHz/32bit）とDSDデータ（2.82M、5.64MHz）に対応。また、USBのほかにも同軸1系統、光2系統のデジタル入力を備える。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応する。
DACチップには32bitデジタルフィルター内蔵の米TI製「PCM1795」を採用。チップ内部で352.8k/384kHz/32bitにアップコンバートし、PCMとDSDのそれぞれに2種類の音色を切り替えて楽しめるフィルター設定を用意した。低位相雑音クロックモジュールを44.1k/48kHz系列のそれぞれに独立搭載する。
出力は固定（FIX）と可変（VARIABLE）を選択でき、可変出力時にはセパレート型パワーアンプやアンプ内蔵スピーカーと直結させることが可能。出力はアンバランス、バランス、ヘッドフォンを各1系統を搭載。ヘッドフォン出力には、ディスクリートバッファー回路を追加して駆動力を大幅に向上した。
ライン出力電圧は2.5V。インピーダンスは300Ω（アンバランス）、600Ω（バランス）。ヘッドホン出力は各200mW/16Ω、各400mW/32Ω、各130mW/600Ω。周波数特性は5Hz～50kHz（+0、-3.0dB）。全高調波歪率は0.001％、S/N比（IHF-A）は118dB。本体寸法は幅364×高さ81×奥行き279mm、重さは約5.4kg。
