画像●スーパーカクテルシリーズの利用画面イメージ(写真の提供は内田洋行)
画像●スーパーカクテルシリーズの利用画面イメージ(写真の提供は内田洋行)
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 内田洋行は2015年10月16日、クラウド対応のERP(統合基幹業務システム)パッケージソフト「スーパーカクテルクラウド」を2016年1月6日に提供開始すると発表した。同社製のERPパッケージソフト「スーパーカクテルシリーズ」をAmazon Web Services(AWS)などのIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)環境で稼働できる。従来のオンプレミス(自社所有)環境で稼働させる場合に比べて、導入が迅速になるほか、保守運用工数を削減できるなどのメリットがある。

 スーパーカクテルシリーズは内田洋行が1997年に発売した、中堅中小企業向けのERPパッケージソフト(画像)。会計や販売、生産、原価管理などの機能別パッケージを提供する。年商50億~300億円の企業を中心に、累計4000本以上の出荷実績があるという。

 スーパーカクテルクラウドはサブスクリプション形式の利用形態で、導入に掛かるコストを削減できる。価格はサービス提供開始時に発表する予定。2016年の年間売上目標はスーパーカクテルシリーズが360本で、そのうちクラウド型が70本である。

 対応するクラウド環境は、AWSと、富士通マーケティングの「FUJITSU Cloud AZCLOUD IaaS Type-A」。「ユーザーのニーズに応じて順次拡大していきたい」(内田洋行)。

 IaaSの運用監視サービスを拡充するほか、他社製のクラウドサービスとの連携も進める。ウイングアーク1stのBI(ビジネスインテリジェンス)ツール「MotionBoard Cloud」や、サイボウズが提供するクラウド型データベース「kintone」と連携できるという。