NECプラットフォームズは2015年10月16日、NTT東西が提供している光回線サービス「フレッツ光」を、自社ブランド「UNIVERGE 光 × BIGLOBE」として11月1日から販売すると発表した。ユーザー企業は、IT機器/サービスだけでなく、光回線サービスも含めて一括で購入できるようになる。基本料金は月額4300円(税別)。

 NTT東西が用意しているフレッツ光の再販モデル「光コラボレーションモデル」の一例として、インターネット接続事業者のビッグローブがフレッツ光を再販する。NECプラットフォームズは今回、ビッグローブと提携することによって、フレッツ光を販売する。ユーザー企業は、システム構築の際に、サーバー機やPOS端末などのIT機器とフレッツ光を組み合わせて購入できる。

 従来、システム構築のためにIT機器と回線サービスを同時に導入しようとした場合、IT機器やSIサービスはSIベンダーから購入し、回線サービスは通信事業者から購入するというように、複数のベンダーから別個にシステム構成要素を購入しなければならなかった。NECプラットフォームズは今回、回線サービスを含めてシステム構成要素のすべてを1社で提供できるようにした。

 インターネットへの接続には、別途「UNIVERGE 光 × BIGLOBE インターネット接続サービス」(2016年2月にサービス開始予定)または他社のインターネット接続サービスの契約が必要になる。

 オプションでIP電話サービス(11月上旬に提供予定)も用意した。今後は、クラウドストレージやリモートデスクトップサービスなどの各種ネットワークサービスとのセット販売を予定する。