写真●モバイルOS「Tizen」を搭載したスマートフォン新機種「Z3」
写真●モバイルOS「Tizen」を搭載したスマートフォン新機種「Z3」
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 韓国Samsung Electronicsは現地時間2015年10月14日、同社が中心となって取り組んでいるモバイルOS「Tizen」を搭載したスマートフォンの新機種「Z3」を発表した。インドで今月中に発売する。希望小売価格は8490インドルピー(約130ドル)。

 Samsungは100ドルを切るTizenベースのスマートフォン「Z1」を今年1月にインドに投入し、100万台以上を販売した。6月には、さまざまな価格帯のTizenスマートフォンを年内に複数リリースする計画と報じられていた(関連記事:Samsung、年内にTizenスマホの新モデルを複数リリースか)。

 Z3は、5700インドルピー(約90ドル)のZ1より価格を上げ、ディスプレイや処理能力、カメラ機能などを強化した。5インチのHD Super AMOLEDディスプレイを搭載し、動作周波数1.3GHzのクアッドコアプロセッサを採用する。1Gバイトのメモリー、8Gバイトのストレージを内蔵し、最大128Gバイト拡張可能なmicroSDスロットを備える。800万画素のLEDフラッシュ付きリアカメラと500万画素のフロントカメラを装備し、バッテリー容量は2600mAh。外形寸法は70×141.6×7.9mmで、重量は137g。

 電力消費を最小限におさえる「Ultra Power Saving Mode」に加え、モバイルデータ使用を最大40%削減する「Ultra Data Saving Mode」を実装する。

 カメラ機能では、顔認識技術で簡単に自撮りができる「Automatic Selfie」、グループでの自撮りに最適な「Wide Selfie」、自動できれいな肌に修正する「Beauty Face Mode」などを提供する。

 また、新アプリケーション「My Galaxy」では、ユーザーが地域ビジネスの商品やコンテンツ、映画、旅行などに関する特典情報を手軽に入手できるようにする。

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