グーグルは2015年10月7日、都内でAndroidに関する新製品発表会を開催し、米国で9月29日(現地時間)に発表した「Nexus 5X/6P」の詳細を日本国内向けに発表した。

 発表会には、米国でのNexus 5X/6Pの発表会にも登壇した米グーグル Android担当副社長のヒロシ・ロックハイマー氏が登壇。グーグルの東京オフィスに近い麻布十番で育ったというロックハイマー氏は、「グーグルが米国以外で初めて作った海外拠点が東京だ。数百人のエンジニアが開発した技術が数十億人に使われている。FeliCa、iモード、emojiなど、多くのイノベーションが日本から生まれている」と日本市場について語った(写真1)。

写真1●米グーグル Android担当副社長のヒロシ・ロックハイマー氏
写真1●米グーグル Android担当副社長のヒロシ・ロックハイマー氏
[画像のクリックで拡大表示]

 Androidは「グーグルのコアとなるプロダクト。世界で14億人が使う、最も普及しているコンピューティングプラットフォームだ」(ロックハイマー氏)と説明。「Google Playで日本の開発者が上げる収益は世界でトップ3に入る。『モンスト』や『パズドラ』、『LINE』は世界で愛されている」(同)として、著名アプリの事例を挙げた。

 最新OSのAndroid 6.0については、「グーグルではコードネームにスイーツの名前をつけるのが慣例。今回はMで始まるMarshmallow(マシュマロ)になったが、本当は餅(Mochi)にしたかった」と語り、笑いを誘った。このAndroid 6.0を搭載した最新のNexusシリーズとして、日本でもNexus 5Xと6Pを発売することを改めて発表した(写真2、3)。

写真2●Nexus 5X。日本ではNTTドコモが既に発表した
写真2●Nexus 5X。日本ではNTTドコモが既に発表した
[画像のクリックで拡大表示]
写真3●Nexus 6P。日本国内では初公開になる
写真3●Nexus 6P。日本国内では初公開になる
[画像のクリックで拡大表示]