NTT西日本とNTTコムウェアは2015年10月6日、HEMSコントローラーの機能を有し、スマートメーターとの連携を可能とする「光BOX+」に新たな機能を加え、電力小売事業者などアライアンスパートナーへの提供を2015年10月下旬に開始すると発表した。併せて、接続可能な家電機器リスト(いわゆるホワイトリスト)の拡充・更新も行った。

 「光BOX+」(EMS版)として提供するボックスでは、テレビをモニターとして活用した電力使用量の見える化や、エアコンや電気温水器などの家電製品をコントロール可能とするスマートメーター接続に対応したHEMSコントローラーとして活用できる。

 光BOX+起動時に現れる画面(トップページ)は、電力小売事業者などのニーズに合わせた独自画面にカスタマイズできまる。光BOX+の特徴であるゲームや各種便利アプリも併せて利用できる。

 遠隔からの家電機器の状態確認・操作機能も拡充した。従来のテレビモニターを用いた操作に加え、新たにスマートフォンなどからの遠隔操作も実現した。

 対応家電機器の拡充も図っている。スマート分電盤接続の機種を追加し、家全体だけでなく部屋ごとの見える化にも対応できるようにした。接続可能機種には、IHクッキングヒーターや照明器具(ダウンライト)を追加した。

 提供価格は個別の見積もりだが、「光BOX+(EMS版)」の提供は概ね3万円程度を予定する。

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