ブランド測定会社の米Interbrandが現地時間2015年10月5日に発表した最新の「Best Global Brands」によると、今年の世界ブランド価値ランキングの首位は米Apple、2位は米Googleと、3年連続で2社がトップ2を維持した。

 同調査は、世界で事業を展開する企業を対象に、財務力や影響力、将来収益の確かさといった観点からそのブランドが持つ価値を金額に換算し、トップ100をランク付けしている。

 Appleのブランド価値は1702億7600万ドルと評価され、昨年比43%増加と、100社中2番目の伸び率を示した。Googleのブランド価値は同12%増の1203億1400万ドルだった。

 3位も3年連続で米Coca-Cola(ブランド価値の前年比は4%減)が続いた。米Microsoft(同11%増)が4位に付け、米IBM(同10%減)は5位に後退した。6位にトヨタ自動車(同16%増)、7位に韓国Samsung Electronics(同横ばい)が続いた。

 最もブランド価値が急伸したのは23位の米Facebook(ブランド価値の前年比は54%増)だった。41位のフランスHermes(同22%増)や49位の日産自動車(同19%増)も大きな伸びを見せた。

 82位のデンマークLEGO、97位の米PayPal、98位のドイツBMW傘下のMINI、99位のフランスMoet&Chandon、100位の中国Lenovo Group(聯想集団)はランキング初登場だった。

 日本企業はトヨタと日産のほか、19位の本田技研工業、40位のキヤノン、58位のソニー、65位のパナソニックがランクインした。

 今年は100社中28社が技術ブランドと自動車ブランドだった。特に技術ブランドが強く、100社合計価値の33.6%を占めた。全ランキングはInterbrandのサイトで公開している。

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