米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2015年10月2日、「iPhone」および「iPad」向けアプリケーションのアップデート「Skype 6.3」を公開したと発表した。米Appleの最新モバイルOS「iOS9」をサポートし、iPad向けマルチタスク機能に対応する。

 Skypeは9月初めに、iPhoneとiPad、およびAndroid端末それぞれに合わせてデザインを刷新した「Skype 6.0」をリリースした。iPhoneとiPad版では、操作性の向上、メッセージ管理やコンテンツ共有の簡素化、検索機能の強化なども図った(関連記事:Skypeの最新iPhone/iPad/Androidアプリ、それぞれデザインを最適化)。

 Skype 6.3は、Appleが9月16日にリリースしたiOS9に完全対応する。iPad上で2つのアプリケーションの画面を左右に並べて同時に操作できる「Split View」機能、使用中のアプリケーションを離れずにもう1つのアプリケーションをトレーのように引き出して使える「Slide Over」機能をサポートする。Skypeと他のアプリケーションを同時に使用して、いっそう手軽に相手ユーザーとコンテンツを共有できるとしている。

 そのほか、Skypeを立ち上げることなく、ロックスクリーン上に表示された通知に直接返信できるようにした。また、iOSの「Spotlight」で通話やチャットしたい相手を検索し、検索結果をタップして直接Skypeの会話を始められる。

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