米Hewlett-Packard(HP)は現地時間2015年10月1日、同社分割計画の進捗状況について明らかにした。同社取締役会が9月30日に分社化を承認し、11月1日に手続きを完了する見通し。

 手続き完了後は、法人向け事業部門を引き継ぐ「Hewlett Packard Enterprise」(HPE)と、パソコンおよびプリンター事業部門を引き継ぐ「HP Inc.」がそれぞれ独立した公開企業として運営されることになる。

 株主は、10月21日時点で保有するHP普通株1株につき、HPE普通株1株が割り当てられる。HPE株は11月2日に米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引が開始される。現HPがHP Inc.に名称を変更してNYSEでの上場を継続する。

 HPの現会長兼社長で最高経営責任者(CEO)のMeg Whitman氏がHPEの社長兼CEOとなり、現Printing and Personal Systems Group部門担当執行バイスプレジデントのDion Weisler氏がHP Inc.の社長兼CEOに就任する。

[発表資料へ]