写真●対話エンジン「CAIWA」搭載のデジタルサイネージ/キオスク端末をユニバーサルエンターテインメントが展示した。右はキーボード付、左はタッチパネルによるソフトキーボードで質問を入力する
写真●対話エンジン「CAIWA」搭載のデジタルサイネージ/キオスク端末をユニバーサルエンターテインメントが展示した。右はキーボード付、左はタッチパネルによるソフトキーボードで質問を入力する
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 東京ビッグサイトで2015年9月30日から10月2日まで開催している「ITpro EXPO 2015」で、対話AI(人工知能)を内蔵したデジタルサイネージ/キオスク端末をユニバーサルエンターテインメントが展示している(写真)。2016年初頭、海外のホテル企業向けに出荷する予定だ。

 このシステムは、同社が開発する対話エンジン「CAIWA」を、デジタルサイネージに組み込んだもの。「トイレはどこ?」「子ども向けにレストランは?」などの質問をテキストで打ち込むと、対話エンジンが地図を示しながら回答する。ホテルやショッピングモールなど大規模施設の接客サービスへの採用を目指す。

 CAIWAは、元子会社のピートゥピーエーが開発していた対話エンジンで、現在はユニバーサルエンターテインメント内に開発組織が吸収された。ライオンなどのWebサイトへの導入実績がある。海外にデジタルサイネージを販売するに当たり、質問の意図解析などを機能を生かしつつ英語化した。

■変更履歴
文章の一部を変更しました。[2015/10/01 20:35]