写真●FlashArray//mの基本きょう体の外観
写真●FlashArray//mの基本きょう体の外観
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 ピュア・ストレージ・ジャパンは、東京ビッグサイトで2015年10月2日まで開催中の「ITpro EXPO 2015」において、8月15日に販売開始したばかりのオールフラッシュストレージ新モデル「FlashArray//m」を出展している。国内では初めての出展となる。新モデルは、コントローラとシェルフを一体化したことで、「従来モデルと比べて消費電力を1/3に、性能を1.5倍に、スペース効率を3倍に向上させた」としている。

 同社のオールフラッシュストレージは、SSDだけで構成したSAN接続型のブロックストレージアレイである。特徴は、SSDに特化したソフトウエアを搭載することによって、SSD/HDD兼用のストレージよりも高い性能が出せること。SSDと相性のよいインライン重複排除やデータ圧縮機能も提供する。追加費用を払うことなく、スナップショットや非同期レプリケーションなどの機能を利用できる。

 国内で初めての展示となった最新モデルのFlashArray//mは、従来モデル(FA-400シリーズ)の後継に当たり、コントローラーの性能を向上させたほか、モジュラー型の構成とすることでスペース効率と拡張性を高めた。

 従来モデルまではコントローラー(高さ2U)とストレージシェルフ(高さ2U)が分離していたが、新モデルでは基本きょう体(高さ3U)にコントローラー(2台)やSSD(最大で20個、物理40Tバイト)、キャッシュ用のNVRAM(不揮発性のメモリーモジュール)、I/Oユニットなどの要素をモジュラー型で搭載する形にした。この基本きょう体をベースに、別途、ストレージ拡張用のシェルフ(高さ2U、SSD×24個)を追加できる。

 システム構成に応じて、「FlashArray//m20」(基本きょう体のみ、高さ3U)、「FlashArray//m50」(最大で基本きょう体と拡張シェルフ2台、高さ3~7U)、「FlashArray//m70」(最大で基本きょう体と拡張シェルフ4台、高さ5~11U)の3モデルを用意した。