写真1●ウエストユニティスが展示する2015年7月に量産を開始した「InfoLinker」
写真1●ウエストユニティスが展示する2015年7月に量産を開始した「InfoLinker」
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写真2●展示ブースでは、工具に搭載するセンサーとInfoLinkerが連携するデモを体験できる
写真2●展示ブースでは、工具に搭載するセンサーとInfoLinkerが連携するデモを体験できる
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 メガネ型ウエアラブル端末を開発するウエストユニティスは、2015年9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2015」で、端末を使ったデモを展示している。

 ウエストユニティスはメガネ型端末を使ったウエアラブルコンピューティング事業を2000年に開始している。導入ユーザー数は公表していないが、製造業や医療などの分野で実績があるという。

 2015年7月に量産を開始した「InfoLinker」を展示している(写真1)。片眼ディスプレーの製品で、端末自体にAndroid 4.2.2を搭載する。PCと有線で接続せずに、映像をディスプレーで表示できる。

 タッチセンサーと4個のボタンを搭載しており、これらを使って電源をオン・オフしたり、ディスプレー上でメニューを操作したりできる。本体重量は約50グラム。バッテリーは交換式で、駆動時間は約1時間。電池交換時に本体の電源が切れない機能「ホットスワップ」も実装している。

 デモでは、InfoLinkerを設備の保守メンテナンスに活用する作業を体験できる(写真2)。体験者は同端末を装着しながら、用意されたボルトを締めていく。ボルトを適切に締めると工具に取り付けられたセンサーが検知し、Bluetooth 4.0でPCにデータを送信する。PCはInfoLinkerのディスプレーに通知を表示する。その際、InfoLinkerに搭載するカメラが作業の様子を撮影し、作業記録として残す。