写真1●メインシアターで講演を行った日経ソフトウエアの久保田浩編集長
写真1●メインシアターで講演を行った日経ソフトウエアの久保田浩編集長
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写真2●日経ソフトウエアの読者アンケートから得られた人気プログラミング言語ランキング
写真2●日経ソフトウエアの読者アンケートから得られた人気プログラミング言語ランキング
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写真3●GitHubが公開しているランキング
写真3●GitHubが公開しているランキング
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 「自分が利用しているプログラミング言語がどれほど人気があるのかを確認すると面白い」――2015年9月30日から10月2日にかけて東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2015」のメインシアターで、日経ソフトウエアの久保田浩編集長が、出処が異なる3つのランキングを比較した「プログラミング言語 人気ランキング」について講演した(写真1)。

 講演では、(1)日経ソフトウエアの読者アンケートから得られた言語の人気ランキング、(2)GitHubのランキング、(3)PYPLのランキング、の3つを比較。PYPLとは、Googleの検索サービスを使ってプログラミング言語を検索した後で、言語のチュートリアルに進んだ数を集計したもの。

 日経ソフトウエアの読者アンケートでは、1位から順に、C言語、C#、Java、Excel VBA、JavaScriptと続く(写真2)。意外なことに世界的に利用されているスクリプト言語のPythonや国産言語のRubyなどは順位が低かった。久保田編集長は「日経ソフトウエアの読者には学習用として多くの言語のベースになったC言語が人気なのでは」と分析する。

 そして講演では、日経ソフトウエアのランキングと、GitHubが公表しているランキングやPYPLのランキングと比較した(写真3)。GitHubのランキングの傾向として「ここ数年Javaの人気が上昇傾向にある」と話す。また、PYPLのランキングでは、2位のPHPの2倍以上のスコアでJavaが1位だ。

 最後に久保田編集長は、「開発する分野によって人気の言語は異なる。しかし、PYPLは毎月のランキングを公表している。現在使っている言語がどの程度人気があるのかを確認してみると、今後のトレンドなどが分かって面白い」と締めくくった。