写真1●ブースに展示されている顔認証サービス
写真1●ブースに展示されている顔認証サービス
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写真2●手を伸ばしている部分が赤く表示される
写真2●手を伸ばしている部分が赤く表示される
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 2015年9月30日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2015」で、セキュアが来店者の顔を認証して性別・年齢などの属性を判別する店舗向けの画像分析サービス「FACE」や、商品の陳列棚のどのエリアに手を伸ばしているかを確認するサービス「SHELF FACING」などを展示している。

 FACEは、ブース内に設置されたカメラに顔を近づけると、20点以上の顔の特徴点を捉えて性別や年齢を判別するシステム(写真1)。顔認証の精度は、セキュアのブースには、登録した人物が再来店したことを確認できる「EUREKA」も展示されている。これらのサービスから得られるデータを活用すれば、店舗の売り場の作りや顧客満足度の向上に役立つという。

 SHELF FACINGは、商品の陳列棚の上部に設置された深度センサーによって、客が上から何番目の棚に手を伸ばしたかなどを確認できる。ブース内の展示では、深度センサーにマイクロソフトの「Kinect」を使い、手を伸ばした場所が赤く表示される様子を確認できる(写真2)。

 このほかブースでは、顔認証の結果を取得して性別ごとに画面に表示する広告を変更する「DIGITAL SIGNAGE」も参考展示している。