パナソニックは2015年9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2015」で、ノートパソコン「Let's note」「TOUGHBOOK」やタブレット「TOUGHPAD」とその活用事例を展示している。
注目すべき展示の一つが、世界で初めてHDMI 2.0による4K/60P入力に対応したという「TOUGHPAD FZ-Y1CH」の動作デモ。4Kでの撮影現場で小さいディスプレイではピントを合わせにくいという声があり、それに応える製品だという。動作デモでは実際に4K対応カメラで奥行きのある被写体を映し、その映像をFZ-Y1CHの20型ディスプレイにリアルタイムで表示。来場者がWindows上で動く表示アプリの操作感などを試せるようにした。
FZ-Y1CHはVマウントに対応しているのも特徴だ。サードパーティ製のバッテリーを付けられるので、長時間の撮影現場にも対応可能。A3がほぼ実寸大で表示できるのもポイント。銀行やカーディーラーといった対面業務での利用も想定しているという。CPUはCore i5-5300U vPro(2.30GHz)、メモリーは8Gバイトを備えている。
振動に強いTOUGHPADは車載でのニーズも高く、物流や営業の現場で数多く採用されているという。今回のブースではバイクや車の模型を用意して、取り付けた様子や着脱のしやすさなどを試せるようにした。7型の「TOUCHPAD FZ-M1/B2」用には専用のカーマウンター「FZ-WEBM13JS」も用意。TOUCHPADを簡単に着脱できるほか、鍵を装備しており持ち出しを制限することもできる。