NTTアイティで音声&アナリティクス事業部営業部担当部長を務める石上拓磨氏
NTTアイティで音声&アナリティクス事業部営業部担当部長を務める石上拓磨氏
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「WatchBee」の管理画面。SNS/掲示板(ニュース)/ブログの3メディア別に一括で表示できる
「WatchBee」の管理画面。SNS/掲示板(ニュース)/ブログの3メディア別に一括で表示できる
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 2015年9月30日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2015」で、NTTアイティがソーシャルメディア上の書き込みを収集し、10分以内に解析してアラート発信する「WatchBee」を展示している。

 「WatchBee」は、会社名や製品名など任意のキーワードをあらかじめ登録しておくだけで、ツイッターや掲示板、ブログなどのSNSからキーワードが書かれている投稿/書き込みを自動で収集/分析するサービス。一般ユーザーのクチコミ情報や、企業/製品の評判情報を自動的に収集/解析し、設定に応じてアラートメール発信する。

 NTTアイティで音声&アナリティクス事業部営業部担当部長を務める石上拓磨氏は、「ツイッターのネガティブな書き込みは、初動の対処を誤ると炎上する可能性が高い。WatchBeeは10分以内の“炎上のタネ”を自動通知するので、見落とす心配がない」と説明する。

 管理画面では、SNS/掲示板(ニュース)/ブログの3メディア別に、解析データを表示する。解析軸は、キーワードを含んだ書き込み数、話題ランキング、キーワードランキングなどで、キーワード別の書き込み数も一括表示が可能。また、他人のツイートを再投稿する「リツイート数ランキング」も表示できるので、「自社商品がどれだけ拡散されているのかを一目で確認できる」(石上氏)という。

 想定導入先は、コンシューマーを対象にした製品/サービスを提供している企業のほか、「顧客の評判を重視する金融機関」(石上氏)など。月額での利用が可能なので、期間限定イベントのクチコミ効果測定も可能である。さらに石上氏は、「意外な使われ方としては、学校のネットパトロールがある。SNS上にある自校に対する書き込みを収集できるので、いじめや犯罪性の高い書き込みを10分以内に把握し、次のアクションにつなげられる」と語る。

 料金は初期費用が4万円で、月額のサービス費用は3万5000円(いずれも税別)。販売開始は2015年10月1日。初年度の契約目標は、年間100社とのことだ。