写真1●Xojoを使った開発のデモ
写真1●Xojoを使った開発のデモ
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写真2●Raspberry Piを使った監視システムの展示
写真2●Raspberry Piを使った監視システムの展示
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 グレープシティは、2015年9月30日から10月2日まで東京ビッグサイトで開催中のイベント「ITpro EXPO 2015」で、1つのプログラミング言語でWindowsアプリやMacアプリ、iOSアプリ、Webアプリ、Linuxアプリを開発できる統合開発環境「Xojo(ゾージョー)」を展示・デモしている(写真1)。Xojoの開発元は米Xojo。日本語版のラインセンス販売および技術サポート、日本語ドキュメントの提供は10月6日からグレープシティが行う。

 Xojoでアプリを開発する際には、プログラミング言語のBasicを利用する。Xojoで開発したアプリは、それぞれのプラットフォーム向けにネイティブコードにコンパイルされるため高速な動作が期待できる。また、プラットフォームごとに異なるプログラミング言語や開発手法を学ばずに開発できるため、アプリの作成・保守にかかるコストを抑えられる。

 XojoはWindowsやMac、Linuxで利用可能。これにより、WindowsでMacアプリを開発したり、MacでWindowsアプリを開発したりできる。ただし、iOSアプリを開発する際にはMacが必要になる。また、今後はAndroidアプリの開発もサポート予定だという。

 グレープシティのブースでは、Raspberry Piを使った監視システムも参考展示している(写真2)。この監視システムもXojoで開発されている。現時点では、XojoのRaspberry Piへの対応はβ版という扱いだが、開発元の米Xojoでは2015年10月中に対応する予定。「ドキュメントなどを整備した後に日本語版でも対応する」(説明員)という。