ジュピターテレコム(J:COM)は2015年9月28日、J:COMスマートテレビサービスの加入者向けに、関西エリアおよび九州・山口エリアで、クラウドゲームサービス「J:COMゲーム」の提供を10月1日に開始すると発表した。Smart J:COM Box「BD-V302J、BD-V7002RJ」(パイオニア製)で本格的なテレビゲームが利用できるようになるという。

 ゲームタイトルは無料と有料を用意した。無料タイトルは、トランプゲームや知育ゲームなど9タイトルを用意し、リモコンやタブレットの簡単操作で遊ぶことができる。

 例えば、「ZOIDS Material Hunters」(ゾイド マテリアルハンター)は、動物や恐竜がモチーフのキャラクターを起用したスマホ・タブレット向けゲームアプリ。スマホ・タブレットとテレビの連携機能を用意したことが特徴という。スマホ・タブレットで育成したキャラクターは、テレビと連携させてオンライン上の同じフィールドでゲーム続行できる。テレビ上では、スマホ・タブレットには無いフィールドやイベントで遊べるようになる。

 さらに月額500円(税別)で約40タイトルのゲームが遊び放題となる「ゲーム使い放題パック」を用意した。同パックでは、RPGやアクション、パズル、シューティング、スポーツなど各種ジャンルをラインアップした。同パックを利用するには、専用ゲームパッドの購入が必要。

 このサービスでは、ブロードメディアとGクラスタ・グローバルが提供するGクラスタ技術に基づくプラットフォームを活用する。サーバー側で画像処理を行い、ブロードバンドを通じてビデオストリーミングの形で画面を配信する。端末側では主に画面データのデコード処理のみとなるため、特別なプログラムのインストールなしに各種端末でインタラクティブなコンテンツを利用できる。

 J:COMでは今後、対象となるサービスエリアの拡大や、Smart J:COM Boxの他のSTBへの対応を順次進めていく計画。

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