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「みんなのラズパイコンテスト2015」受賞作品決定

天体の静止画撮影装置に栄冠

安東 一真=日経Linux 2015/09/29 日経Linux

 「ペットの見守りから天体観測まで、今年は作品のバリエーションがさらに広がった」(審査委員長の青山学院大学・津田塾大学非常勤講師の阿部和広氏)―。日経Linuxと日経ソフトウエアは2015年9月29日、「みんなのラズパイコンテスト2015」の受賞作品を発表した。第2回となる今回は、Raspberry Pi(ラズパイ)を活用したアイデアや制作物を2015年5月28日~8月31日に募集。身近な問題を解決するアイデアから、すぐに実用化できそうな作品まで、103件の応募があった。その中から、賞品10万円のグランプリをはじめ、35の受賞作品が選ばれた(表1)。

表1 グランプリなど主要な受賞作品
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 今回は新たに、Raspberry Piの開発元である英国Raspberry Pi財団とJapan Raspberry Pi Users Groupから「ラズベリーパイ財団賞」、本コンテストのイメージキャラクターでモデル・タレントの藤田ニコル(にこるん)さんから「にこるん賞」が贈られた(表2)。

表2 今回新たに設けた賞と協賛各社による賞の受賞作品
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 本コンテストの受賞作品発表会を2015年10月2日午後3時からITpro EXPOで開催する。にこるんも登壇するので、ぜひ参加してほしい。

自動補正で美しい星空を撮影

 グランプリを獲得したのは、大槻正樹さんの「天体を静止画として長時間撮影できる装置」だ(図1)。

図1 グランプリを取った「天体を静止画として長時間撮影できる装置」の仕組み
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図2 撮影した「M16 わし星雲」
露出4分の画像を6枚合成した。焦点距離2000mmの望遠鏡を用いた。
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 長時間露光すると地球の自転により流れてしまう星空を、静止画として美しく撮影できるようにした(図2)。

 撮影には、市販されている「赤道儀」を使い、その精度を補うためにラズパイを使った。赤道儀は電源を入れると地球の自転と同じ速度で回転して、撮影時に星が流れるのを防ぐ。しかし、焦点距離が長い超望遠レンズを使うと、赤道儀だけでは精度が足りない。このため、もう一つ取り付けた望遠鏡(補正用望遠鏡)で特定の星を監視し、ずれたときに手動でコントローラーを操作して補正しなければならない。

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