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 韓国Samsung Electronicsと米Facebook傘下の米Oculus VRは現地時間2015年9月25日、共同開発による仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」の新モデルを発表した。秋より販売を開始する。米国での希望小売価格は99ドル。

 両社は昨年、開発者や早期導入者を主な対象とした「Gear VR Innovator Edition」を199ドルで発売したが(関連記事:Samsung、VRデバイス「Gear VR Innovator Edition」を米国で発売)、新モデルは初の大衆向けGear VRとなる。

 新しいGear VRは対応スマートフォンを拡大し、Samsungの「Galaxy Note 5」「Galaxy S6 edge+」「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」などと組み合わせて使用可能。

 重量は310gで、Gear VR Innovator Editionと比べ22%軽量化した。顔に当たる部分にクッション素材を採用し、より快適に装着できるようにした。そのほか、タッチパッドを改良し、操作性の向上を図った。カラーはホワイトのみ。米CNETは「11月発売」と報じている。

 なおOculusは、米Microsoftの「Xbox」コントローラーを同梱したVRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」を2016年第1四半期に投入する予定だが、価格や詳しいリリース時期については明らかにしていない(米PCMag.comの報道)。

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