日本マイクロソフトは2015年9月24日、ヤフーの教育機関向けクラウドメールサービス「Yahoo!メール Academic Edition」から、マイクロソフトの「Office 365 Education」への移行支援サービスを同日から提供開始すると発表した。通常は個別見積もりで対応している初期のテナントセットアップサービスを無償で提供する。

 Yahoo! メール Academic Editionが2016年6月にサービス終了することから、両社で連携して新しい環境への円滑な移行を支援する。ヤフーによると、既存ユーザーがこれからも安心してメールを使い続けていくために、豊富な導入実績があり日本国内のデータセンターから提供可能なOffice 365 Educationを推奨することにしたという。

 Office 365 Educationは、企業向けの「Office 365 Enterprise」と同等のサービスを教育機関向けに無償で提供するサービス。教職員・児童・生徒・学生用の電子メールやWeb会議、ドキュメント編集、オンラインストレージなどのグループウエア機能をクラウド経由で利用できる。クラウドストレージは1ユーザーあたり1TBまで無料で利用できる。

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