写真1●「Amazon Fire TV」を掲げる米アマゾン・ドット・コムのピーター・ラーセン氏
写真1●「Amazon Fire TV」を掲げる米アマゾン・ドット・コムのピーター・ラーセン氏
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写真2●4K映像対応などの性能を訴求
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 アマゾン ジャパン(Amazon.co.jp)は2015年9月24日、音声認識リモコン付きセットトップボックス「Amazon Fire TV」の予約販売を同日から開始すると発表した(写真1)。HDMI端子付きテレビに接続して動画を再生できる(関連記事)。

 価格は1万2980円(税込み)。10月28日から順次発送する。9月24日から26日までの3日間限定で、「Amazonプライム会員」の既存会員は9980円(同)で購入でき、非会員は新規登録を条件にAmazonギフト券を還元する販促キャンペーンを実施する。

 Amazon Fire TVは強力なプロセッサーとGPU(Power VR GX6250)を搭載し、4K映像(2160p、最大30フレーム毎秒)を再生できる(写真2)。大容量の映像データをストリーミング受信するために、デュアルバンド・デュアルアンテナ(MIMO)の無線LAN(Wi-Fi)に対応する。

 本体サイズは幅115×奥行き115×高さ17.8ミリメートルで、重さ約270グラム。2ギガバイトのメモリー(LPDDR3)を搭載と8ギガバイトのストレージを搭載し、microSDカードスロット(最大128ギガバイト)を使った容量拡張にも対応する。音声認識リモコンが付属し、コンテンツ検索に使える。

 現状では4K映像を再生できるテレビ(ディスプレイ)は普及途上で、Amazon Fire TVの競合製品の一つである米Appleの「Apple TV」などは4Kに対応していない(関連記事:「Apple TV」の新モデルを発表、Siriに対応、タッチ操作も可能に)。

 米アマゾン・ドット・コムの製品管理・事業開発・アマゾンデバイセズ担当バイスプレジデントを務めるピーター・ラーセン(Peter Larsen)氏は、「一度4K映像の画質を体感したら、(現在主流の)フルHD画質には戻れなくなる。4Kテレビ市場は年率数倍の勢いで成長している。今は4K対応テレビを持っていなくても、Amazon Fire TVで準備しておいてほしい」とアピールした。