米Intelは現地時間2015年9月17日、投資部門Intel Capitalを通じて中国の技術企業8社に6700万ドルを出資すると発表した。中国における技術開発と技術エコシステム構築の促進を支援する同社の取り組みを示すものとしている。

 Intel Capitalの出資を受けるのは、すでに明らかにしていた99cloud、Bluebank Communication Technology、Shenzhen Hampoo Science & Technology、Ninebot、Nuovo Film、Shenzhen PraFly Technology、AWcloud Technologyに加え、新たに合意したTELINK SEMICONDUCTOR。対象となる分野は、スマートデバイス、ロボット工学、モノのインターネット(IoT)、クラウド、ビッグデータ、データ分析など多岐にわたる。Ninebotは今年4月に立乗り電動2輪車「Segway」を買収した。なお各社に対する出資額については明らかにしていない。

 Intelは8月にも、中国Yuneec Internationalへの資金援助を発表している。Yuneecは「箱から出してすぐに飛ばせる、操作が簡単なドローン」の開発に取り組んでおり、Intelは6000万ドル以上を出資する(関連記事:Intel、中国ドローンベンダーに6000万ドルを出資へ)。

 中国市場への注力を強める米技術企業はIntelだけではない。米Dellも今月、中国向け事業の強化について発表。人口知能(AI)に関する中国研究機関との協力や、ベンチャー支援、クラウドサービスの共同展開などを進めるという(関連記事:Dell、中国向け事業を強化、AI研究施設の設立など)。

[発表資料へ]