ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)とソフトバンクロボティクスは2015年9月14日、ベネッセが各地域で展開する学びの相談窓口である「エリアベネッセ」に「Pepper」を導入すると発表した(写真)。Pepperはソフトバンクロボティクスと仏アルデバランが共同開発した人型ロボット。10月4日に東京・渋谷のエリアベネッセ青山に導入するのを皮切りに、10月中に多摩センター(東京)、千里中央(大阪)、広島祇園(広島)、六本松(福岡)の各エリアベネッセに広げる。他の地域については効果を見て検討するとしている。

写真●エリアベネッセに「Pepper」を導入。写真は7月に実施したエリアベネッセ青山のイベントより(ベネッセコーポレーション提供)
写真●エリアベネッセに「Pepper」を導入。写真は7月に実施したエリアベネッセ青山のイベントより(ベネッセコーポレーション提供)
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 エリアベネッセがPepperを導入する目的は、最新ロボットを幼児や児童・生徒に体感してもらうこと。エリアベネッセに導入するPepperには、ベネッセのオリジナルアプリを搭載。子供たちはアプリの利用を通して、学びの一環としてPepperと触れ合う。小中高校生向けアプリである「勉強タイプ診断」で勉強法を診断してもらったり、幼児向け通信講座「こどもちゃれんじ」のキャラクターである「しまじろう」のアプリで音楽に合わせて一緒に踊ったりといったことができる。

 Pepperを導入する各エリアベネッセでは、Pepperを動かすためのプログラミングを体験するワークショップも随時開催する予定である。第1回は申込制で10月4日、エリアベネッセ青山で開催する。