写真●「第二回 世界算数」の解説ページの一部
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 ソニー・グローバルエデュケーションは2015年9月11日、オンラインの算数大会「第二回 世界算数(英語の名称はGlobal Math Challenge)」を27日に開催すると発表した(写真関連記事)。日本語、英語、中国語の3カ国語で世界同時開催する。既に事前登録者は全世界で50万人を超えているという。

 第一回はソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)が開催した。ソニー・グローバルエデュケーションはソニーおよびソニーCSLによって4月に設立された企業で、ネットワークを活用した新たな教育サービス事業の展開を目指している。世界算数はソニーCSLからソニー・グローバルエデュケーションに移管された事業である(関連記事)。

学校や塾などの団体参加も正式開始

 世界算数は「考えることを楽しむ思考力テスト」をうたっており、出題される設問は、算数オリンピック委員会が監修。学年や年齢に応じた9コースを用意し、小学1年生から大人まで幅広い層が参加できる。また、第二回より新たに学校や塾といった単位の団体参加が正式に開始された。団体成績と全受験者の成績・順位が比較できる。

 団体の場合、先生がアカウントを登録し、生徒分のIDとパスワードを発行、大会当日の二週間前までの任意の日に団体受験できる特典がある。国内からは多摩市立愛和小学校や複数の学習塾が参加する予定である。また、20日には埼玉大学で世界算数の公開コンテストを同大学のSTEM(Science、Technology、Engineering、Mathmatics)教育研究センターとの共催で開催する。

 世界算数は、無料のトライアルプランと有料のスタンダードプランがある。有料プランは1600円で、1アカウントに付き4人まで参加できる。試験後に解説や思考回路の分析結果が確認可能で、電子版の特別版問題集も受け取れる。トライアルプランでも得点や順位は確認できる。