名古屋テレビ放送(メ~テレ)は、HDR(High Dynamic Range)対応の4K映像編集室を新設し、2015年9月11日に運用を開始する。

 新設する編集室は、複数の4K映像素材の同時編集などにも対応する。カラーグレーディングシステムや有機ELマスターモニターなどを備える。この編集室により、4Kでの撮影から編集まで、放送クオリティの本格的4K映像番組を局内で一貫制作できるシステムが整うとする。

 メ~テレは「次世代放送の先進局」を目指し、積極的に4K制作に取り組んでいるという。昨年度は、同社関連会社の名古屋テレビネクストが運営するCS放送「ダンスチャンネル」と連携し、4K映像によるダンス番組「ALL 4 DANCE」を制作した。

 今年度も、メ~テレでレギュラー放送中の「BOMBER-E ダンスナイト」のスペシャル版として、4K番組「BOMBER-E ダンスナイトSP」の制作を進めている。これが、今回完成した4K編集室を利用する最初の番組となる。「メ~テレ秋祭り 2015」の会場で、ダイジェスト版を4K映像で上映する。

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