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ニュース

ネットいじめや投稿炎上を防げ、グリーが子供向け啓発ゲーム

玉置 亮太=日経コンピュータ 2015/09/08 日経コンピュータ
写真1●「魂の交渉屋」とともに主人公がクラスメイトを救うというストーリー
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写真2●選択に応じて展開が変わる
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写真3●「事業の拡大には青少年の啓発が不可欠」と語る田中社長(左)
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 グリーは2015年9月8日、青少年のインターネット利用を啓発するスマートフォンゲームを開発したと発表した。ゲームを進めることで、スマホやネットを安全に使うための知識や心がけを楽しみながら学べるようにする。青少年のスマホ所持率が高まり、ネットいじめや不適切投稿による炎上被害、長時間利用による依存といったトラブルも増えている。グリーは中学生などになじみの深いゲームを通じ、青少年のネットリテラシー向上を支援する。

 「魂の交渉屋とボクの物語 - Soul Negotiator -」という名称のゲームを同日に公開した(写真1)。主人公のキャラクターが他の登場人物と会話をしながら進めるシミュレーションゲームで、Android4.2以上とiOS7.0以上の端末で利用できる。利用は無料。

 ゲームでは「ネット炎上」「出会い系サイトでのトラブル」「長時間利用によるネット依存」という三つのテーマに沿ってストーリーが展開する。テーマごとにゲーム中でトラブルが発生し、主人公が選んだ行動に応じて先の展開やエンディングが変わる、という趣向だ(写真2)。例えば「ネット炎上」では、軽い気持ちで不適切な画像を投稿し、大きな問題に発展するというストーリーが展開する。

 「グリーは2007年から、当社のサービスを安心安全に使ってもらうための取り組みを続けてきた。ゲームと学びをテーマに、いままでの啓発活動とアプリ開発というグリーのノウハウを生かす」。田中良和社長は、こう意義を説明した(写真3)。同社は安全なネット利用を啓発する活動の一環として、全国の学校へ社員を派遣する「出張講演」を実施してきた。こうした活動を通じて寄せられた、児童や生徒、保護者の悩みやトラブル事例を基に、ゲームを開発した。

子供たちが現場で困っていることを

 取り扱うテーマは「いま現場で子供たちが困っていることを取り込んだ」(小木曽健安心・安全チームマネージャー)。出張講演では「ネットで知らない人から友達になろうと言われたらどうすればいいか」「恋人からプライベートな写真を求められ、それに応じたら写真がネット上に出回ってしまった」といった悩みが寄せられるという。

 「インターネットは玄関の外と同じ。私的なことをさらすなど、そんなばかなことをするわけがないと思うかもしれないが、実際には毎日行われている。玄関ドアにかかげたらいけない情報はネットに出すのもだめという本質を、ゲームを通じて知ってもらいたい」(同)。

 田中社長は「当社の事業を健全に拡大するためにも、青少年のリテラシー向上が重要」と話す。ゲームを監修した藤川大祐千葉大学教育学部教授によれば、「ここ数年で、子供たちの持つ端末ががらっと変わった」。スマートフォンの所持率は、高校生が2012年度には54.8%だったのが、2014年度は89.1%。中学生も13.1%から37.3%に高まった。「今や小学生でも、親のお古の携帯電話やネットにつながるゲーム機など、何らかのネット端末を持っている」(同)。青少年のネットリテラシーを高めるには、学校現場での啓発活動に加えて、「学校以外の多様な取り組みが必要だ」と訴えた。

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