ECサイト開設支援のBASE(ベイス)は2015年9月7日、クレジットカード決済を簡単に導入できるサービス「PAY.JP」を始めた。RESTに準拠したAPIもしくはPHPやRubyを用いた数行のプログラムを追加するだけで、ECサイトで利用者がカード決済できるようになる。導入費用や月額費用は無料。決済金額に応じた手数料をBASEに支払うが、3%程度と競合より低く抑えた。

 1年以内に、PAY.JPに登録したIDとパスワードを様々なECサイトで共通に使って決済できる機能も追加する。ECサイトごとにクレジットカード情報を入力する手間をなくし、利便性を高める。同社のサービスを利用中の17万店に導入を働きかけ、PAY.JPのIDで決済ができるサイトを増やす。

 異なるECサイトで単一のIDを使って決済できるサービスは、米ペイパルが先行。アマゾンジャパンもこの5月に「Amazonログイン&ペイメント」として始めた。いずれも対応サイトでIDとパスワードを入力するだけで商品を配送したり決済したりできるのがメリット。