写真●RICOH THETA S
写真●RICOH THETA S
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 リコーは2015年9月4日、撮影者を取り囲む全天球イメージを1ショットで撮影できるデジタルカメラ「RICOH THETA(リコー・シータ)」から、より高精細な映像撮影やライブビュー機能などに対応した上位モデル「RICOH THETA S」を10月下旬に発売すると発表した(写真)。価格はオープン、予想実勢価格は4万円台後半。

 スティック形状の本体の前後に魚眼レンズを搭載し、1回シャッターを切るだけで360度の全天球イメージを撮影できる。撮影した画像はパソコンやスマートフォンで閲覧できるほか、専用Webサイト経由でFacebookやTwitter、TumblrなどのSNSで共有したり、GoogleマップやGoogle+、YouTubeに投稿することが可能。

 新機種のRICOH THETA Sは、2つの有効1200万画素のイメージセンサーと新開発のレンズにより、フルHD(1920×1080ドット)で30fpsの全天球動画を最大25分撮影できる。専用スマートフォンアプリ内の動画変換ツールを使うことで、つなぎ目の全天球動画をパソコンを介さずに簡単に作成できる。

 このほかにも、スマートフォンやタブレットと無線LAN接続した際にライブビュー表示が可能。表示方法は全天球表示とパノラマ表示の2種類から選択できる。リチウムイオンバッテリーを内蔵し、フル充電で約260枚撮影できる。本体寸法は幅44×高さ130×奥行き22.9mm、重さは約125g。

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