台湾エイサー(Acer)は2015年9月2日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで4日から開催される「IFA 2015」に先駆けてグローバル向けのプレスカンファレンス「next@acer」を開催し、ChromebookやWindows 10搭載デバイス、ゲーミング関連の新製品を発表した。

 Acer CEO(最高経営責任者)のジェイソン・チェン氏はIFAでの発表について、「Acerは年に2回の新製品発表を行う。前回は新学期商戦に向けたものだったが、今回は年末商戦に向けた発表だ」と意気込みを語った(写真1)。

写真1●Acer CEO(最高経営責任者)のジェイソン・チェン氏
写真1●Acer CEO(最高経営責任者)のジェイソン・チェン氏
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 Chromebookについてシェン氏は、Acerがグローバル市場でリーダーの地位を占めていると説明する。Chromebookは学校などで荒っぽく扱われることも多いが、ステージ上で落下させても正常に動作し続けることを示し、堅牢性をアピールした。また、今後もAcerはさまざまなフォームファクターのChrome OS搭載機に注力していくという(写真2)。

写真2●Chrome OS搭載機のバリエーションを拡大
写真2●Chrome OS搭載機のバリエーションを拡大
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 Chromebookの新製品としては、コンバーチブル型の「Chromebook R 11」を披露した。2-in-1型PCのように、ディスプレイを360度回転させることで、タブレットのようにも利用できるのが特徴。11.6型でHD解像度のディスプレイを搭載し、厚さは19.2mm、重量は1.25kg。北米では10月に発売する。価格は299ドルから。