米Googleは現地時間2015年9月2日、モバイル検索アルゴリズムの更新について発表した。アプリケーションのインストールを促すインタースティシャル広告を表示するWebページは、モバイル検索結果の順位が下がる可能性がある。

 Googleは今年4月、同社がモバイルフレンドリーと判断したWebページを検索結果でより上位に表示するアルゴリズム変更を実施した(関連記事:Google、モバイル検索のアルゴリズム変更“モバイルゲドン”を実施)。モバイルフレンドリーと見なす指標としては、タップやズームなどをしなくても読みやすいテキスト、タッチ操作しやすいよう配置されたエレメントなどが含まれる。この措置は、モバイル対応が不十分なページの表示順位を下げるものとして恐れられ、「Armageddon(アルマゲドン)」をもじって「Mobilegeddon(モバイルゲドン)」と呼ばれた。

 今回のアルゴリズム更新では、検索結果から画面が移動した際に、アプリケーションのインストールを促す広告がコンテンツのほとんど隠してしまうWebページを、「モバイルフレンドリーではない」と判断する。アルゴリズム更新は11月1日に反映される。

 指標の対象となるのはインストールを促すインタースティシャル広告に限られ、他のタイプのインタースティシャル広告は判断に影響しないという。

 Googleが提供するツール「Mobile-Friendly Test」では、モバイルフレンドリーなWebページかどうか確認することができる。

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