モバイル端末向け遠隔サポートソフトやMDM(モバイル端末管理)ソフトを手掛けるオプティムと医療情報のプラットフォームを提供するMRTは2015年9月2日、ITを活用した医療ヘルスケア分野の新サービスを共同開発すると発表した。スマートフォンのビデオ通話で医師にアドバイスを受けられるサービスを提供する()。サービスの具体的な内容や開始時期はあらためて発表する。

図●ポケットドクターの概要(出展:オプティム、MRT)
図●ポケットドクターの概要(出展:オプティム、MRT)
[画像のクリックで拡大表示]

 同サービスを使うと、IPベースのビデオ通話の仕組みを利用して遠隔地の医師と会話できる。会話音声に加えて顔色や患部のカメラ映像を医師に伝えることで、より専門的なアドバイスを受けられる。病院に行けない人や、日本の医師に直接相談できない海外滞在期間中、すぐ病院に行くべきか迷うような場合などに、短時間で気軽に相談できる。

 サービスの構成要素として、オプティムが持つ画面共有をベースにした遠隔サポート技術と、MRTが培ってきた医療情報および医師、医療機関のネットワークを組み合わせた。オプティムは、今回のサービスに使われる要素技術を備えた遠隔サポートソソフト「Optimal Remote」や、MDMソフトの「Optimal Biz」などを提供している。