写真1●Googleの新しいロゴ
写真1●Googleの新しいロゴ
[画像のクリックで拡大表示]

 米Googleは現地時間2015年9月1日、ロゴの刷新を発表した。文字の配色(青、赤、黄、緑)は従来のまま、セリフフォントからサンセリフフォントに変更した。小さい画面での視認性などを考慮したデザインになっている(写真1)。

 製品管理担当バイスプレジデントのTamar Yehoshua氏とユーザー体験担当ディレクターのBobby Nath氏はロゴの変更について、「かつてGoogleへのアクセスは、ほぼデスクトップパソコンからのみだったが、今では様々な異なるプラットフォーム、アプリケーション、デバイスから利用されている。新しいロゴは、こうした事実を反映するとともに、どんなに小さいスクリーンでも、Googleのマジックが起こっていることがユーザーに分かるようにした」と説明している。

 新デザインは、単にGoogleのサービスであることを表すだけでなく、Googleが動作しているシーンでも展開される。音声入力を意味する青色のマイクは4色のマイクに変わり、青い小文字の「g」アイコンは4色を配した大文字の「G」になる。待機中や音声出力中を示すアニメーションもカラフルな4色を採用する。

 同日より、Googleの各製品を順次新たなロゴに切り替える。Google検索のホームページでは、旧ロゴから新ロゴに変わる様子をアニメーションで表示している。

 米IT企業では、この数年、ロゴの変更が相次いでいる。余分な曲線や飾りを取り去り、よりシンプルなデザインへ変える傾向がある(米Wall Street Journalの報道)。最近では米Facebookがロゴをよりすっきりしたフォントに変更したほか、2012年には米Microsoftが(関連記事:Microsoftが新ロゴを発表、25年ぶりの衣替え)、2013年には米Yahoo!がロゴを変更している(関連記事:Yahoo!が新ロゴを発表、パープルと!マークは継承し、より細い書体に)。

[発表資料へ]