2015年9月4日(現地時間)より、ドイツ・ベルリンで国際コンシューマー・エレクトロニクスショー「IFA 2015」が開幕する。1924年から続く、コンシューマーエレクトロニクスおよびホームアプライアンス業界における世界最大の見本市と主催者は位置付けており、近年はモバイル製品に加え、スマート家電などIoT関連の展示も増加している(写真1)。

写真1●IFA 2015のメイン会場「メッセ・ベルリン」(ベルリン国際見本市会場)
写真1●IFA 2015のメイン会場「メッセ・ベルリン」(ベルリン国際見本市会場)
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 主催者発表による2014年の開催実績は、実質展示面積が14万9500平方メートル、出展企業が1538社、来場者総数が24万人。期間中の受注総額は42.5億ユーロ(当時の為替レートで約6000億円)だという。

 2015年は、例年通り開幕前の9月2日・3日に報道関係者向けのプレスイベントが多数開催される。9月2日には米インテル、台湾Acer、台湾エイスース・コンピューター(ASUS)、パナソニック、ソニーなど。9月3日には中国ZTE、韓国サムスン電子、リコーなどがそれぞれプレスカンファレンスを開催する。

 IFAの展示会場において最大規模の展示ブースを構えてきたサムスンは、2014年からメッセベルリン横に新設したホール「CityCube Berlin」に、今年も出展する。9月3日のプレスカンファレンスでは、テレビや洗濯機などのAV・家電製品、タフネス端末やデジタルサイネージなど企業向け製品の発表に加え、コネクテッドホームなどIoT分野の最新情報も期待される(写真2)。

写真2●サムスンが大規模なブース展示を行う「CityCube Berlin」
写真2●サムスンが大規模なブース展示を行う「CityCube Berlin」
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