図●Microsoft Azureマネージドサービスの概要(出典:ソフトバンク・テクノロジー)
図●Microsoft Azureマネージドサービスの概要(出典:ソフトバンク・テクノロジー)
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 ソフトバンク・テクノロジーは2015年9月1日、Microsoft Azureの運用管理サポートサービス「Microsoft Azureマネージドサービス」()のオプションとして、Azure上で国産Linux「Asianux Server」(MIRACLE LINUX)を動作させたサーバー環境をサポートする「Asianux Standard Support」を開始した。料金(税別)は、OSの使用料が年額6132円(1時間当たり0.7円)、サポートが年額4万8000円。前提となるMicrosoft Azureマネージドサービスの料金は月額4万円(仮想サーバー1台)から。

 ユーザーは、Microsoft AzureマネージドサービスとAsianux Standard Supportの両方を契約すると、Azureクラウド上でAsianux Serverを動作させたLinuxサーバー環境を、単一の窓口でトータルに運用管理/サポートしてもらえる。Asianux Serverの仮想サーバー部分については、OSそのもののサポートに加えて、マイクロソフトの運用管理ソフトであるMicrosoft System Centerを利用したAsianux Serverのサーバー管理ができる。

 同社はこれまでも、Microsoft Azureマネージドサービスのオプションとして、Azure上で動作する各種Linux(CentOS、Red Hat Enterprise Linux、Scientific Linux)をサポートしてきた。ただし、これらは個別見積もりだった。今回のAsianux Serverのサポートは、これまでのLinuxサポートよりも安価に、かつ定額制でサポートサービスを提供する。

 サポートサービス開始の前提として、Asianux Serverの開発会社でソフトバンク・テクノロジーの子会社でもあるミラクル・リナックスが8月25日に、Azure Marketplace上でAsianux Serverを発売開始した。ミラクル・リナックス自身も、Azure上で動作するAsianux Serverをサポートする「Asianux for Cloud Standard Support」を提供している。