米Googleは配管工や電気工などホームサービスの地元業者を手軽に見つけられるサービスを現地時間2015年8月28日に開始した模様だ。最初に報じた米Wall Street Journalによると、当初はサンフランシスコおよび近郊を対象にする。

 対象地域のユーザーがGoogle検索で「ハウスクリーニング」などと検索すると、検索結果の上部に地元業者のリストが表示される。代表者の写真とサービスの簡単な説明、電話番号、ユーザーによる評価なども確認でき、検索結果ページから直接電話をかけたり、同時に複数の業者にリクエストを送ったりできる。

 これはGoogleが地域事業者向け広告サービス「AdWords Express」の一部として展開するもので、検索結果ページで紹介されるためには、業者は資格や保険、経歴など関する審査のほか、サービスの質について覆面調査を受ける必要がある。現在、配管、鍵の修理・取付、各種修繕、清掃などの分野を検索できる。

 米国では住まいのトラブルに関する地元業者を探す際、米Yelpや米Angie's Listがよく利用されており、米Amazon.comも3月に米国の一部都市で地元業者仲介サービス「Amazon Home Services」を開始した(関連記事:Amazon.com、家庭向けサービスを仲介する「Amazon Home Services」を米国で開始)。複数の米メディア(EngadgetPCmag.comなど)は、Googleが同社検索エンジンからトラフィックを奪っているこれらサービスに対抗するつもりだと報じている。