米Intelとドローン開発の中国Yuneec Internationalは現地時間2015年8月26日に両社の提携を発表し、IntelがYuneecに6000万ドル以上を出資することを明らかにした。両社は将来の製品開発でも協力する。

 両社は詳しい提携内容について明らかにしていないが、Intelが「YouTube」の同社公式チャンネルで公開した動画の中で、Intel最高経営責任者(CEO)のBrian Krzanich氏は「我々は、世界を大きく変え、業界に変革をもたらすドローンをロードマップに加えている」と述べた。

 Yuneecは、1999年創業で、中国の香港に本拠を置いている。香港のほかに中国の上海、米国ロサンジェルス、ドイツのハンブルクにも拠点を持ち、従業員は1800人以上。「箱から出してすぐに飛ばせる、操作が簡単なドローン」の開発に取り組んでおり、昨年、1080p HDカメラを搭載したクアッドコプター型ドローン「Typhoon Q500」を市場に投入。カメラを4K対応に強化した新モデルのTyphoonを今年発表している。

 パソコン市場が低迷する中、Intelはコンピュータ部品以外の次世代技術分野に新たな収入源を求めており、Yuneecとの提携はそのための施策の1つと、米メディア(Wall Street JournalCNETなど)は報じている。

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