米Appleは、現地時間2015年9月9日に製品発表イベントを開催することを明らかにした。複数の海外メディアが招待状を受け取ったことを報じており、Appleの特設サイトでも告知している。太平洋標準時間午前10時に基調講演が始まる予定で、同サイトにおいてライブストリーミングを行う。

 招待状は、Appleのリンゴマークの一部をモチーフにしたデザインが描かれ、「Hey Siri, give us a hing.(ヘイ、Siri、ヒントをちょうだい)」のメッセージが記されている。

 イベント会場はサンフランシスコの「Bill Graham Civic Auditorium」で、米The Vergeによれば、7000人を収容できる規模だという。

 Appleはこのイベントで、「iPhone」の次期モデルを披露すると見られる。同社はここ数年、9月にiPhoneの新モデルを発表しており、昨年9月9日には「iPhone 6」と「iPhon 6 Plus」を発表した(関連記事:大型画面モデルの登場は影響大、新iPhone 6は日本を含む10カ国・地域で19日に出荷開始)。

 次期iPhoneの名称は、過去のリリースパターンから「iPhone 6S」「iPhone 6S Plus」になると予測され、軽く触れるタップと強く押すプレスの違いを感知する「Force Touch」技術が搭載されるとも報じられている。一方で、正式名称は「iPhone 7」になる可能性があるとの意見もある(関連記事:iPhoneの次期モデルは「7」か、最新Force Touch搭載とアナリスト予測)。また、Apple関連の情報サイト「9to5Mac」などが入手した情報では、4Kビデオ撮影が可能な1200万画素のカメラを搭載するという。

 iPhoneのほかには、以前より噂されている12.9インチディスプレイの大型iPad「iPad Pro」(通称)の発表が期待されている。長らくモデルチェンジが待たれていた「Apple TV」は、新モデルが定額制テレビサービスとともに登場することも考えられる。次期モバイルOS「iOS 9」と次期パソコンOS「OS X El Capitan」、および次期ウエアラブルOS「watchOS 2」の詳細なリリース日程も明らかになると見られている(CNETComputerworldUSA TODAYなどの報道)。