東海地域のケーブルテレビ局を傘下に置く事業持株会社であるコミュニティネットワークセンター（CNCI）は2015年8月19日、総務省 東海総合通信局から同日に地域BWA用無線局免許の交付を受けたと発表した。
CNCIはこの地域BWAを利用して、2015年10月に名古屋市などの自治体向けに、河川監視カメラの映像提供や災害時の緊急インフラとしての回線提供を開始する。「これにより地域の防災や減災、住民への情報提供のための無線ブローバンドネットワークを整備できるようになる」とする。
サービス提供地域は、愛知県名古屋市のほか、北名古屋市、岩倉市、江南市、清須市、豊山町の各一部と岐阜県可児市の一部。 今後、刈谷市や安城市、豊田市などへの区域拡大も予定する。
総務省東海総合通信局も同日、CNCIへの地域BWA用無線局免許の交付を発表した。技術方式は「WiMAX R2.1 AE」。電波の型式は「20M0 X7W」で空中線電力は40W。今回免許した無線局は基地局21局。今後段階的に増設予定である。
サービスの内容は、まず自治体向けとして「河川監視カメラなどの映像提供、災害時の緊急インフラとしてのBWA回線活用」を提供する。さらに、一般市民向けにモバイル・ブロードバンドの提供を予定する。
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